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競争原理
コスパを高くして住宅を買うのに必要なことは、競争原理を働かせた価格で買うことです。 ほとんどの人にとって住宅購入は初体験ですから、相場観など頼りに交渉するのはむりと思います。 ガソリンが1リッターあたり、300円なら高いですか? YES! それでは、クロス工事が1㎡あたり1,000円なら高いですか? 業界の人でなければ、わからないと思います。 相場がわからなければ、交渉も極めて不利ですよね? 仮に、何とかクロス工事で安くしてもらっても、例えばその分電気工事が高くなっていても気づけなくありませんか? だからこそ、家をコスパ良く買うためには競争原理を働かせるのが一番なのです。競争原理を働かせる為の必須条件
価格.comで最安値を検索する時、「商品」を確定しますよね? その確定された「商品」に対して様々な業者が安さを競って価格を出します。 結果、消費者は一番安い価格で買えます。 この競争原理を住宅建築業界に適応させるには、商品である、「あなたの家」を確定させなければなりません。 「あなたの家」。 つまり、あなたの家の「詳細なプラン」です。 そのために、設計士が必要になります。 ハウスメーカーでも、プランと見積もりをだしてくれますよね? 但し、ハウスメーカーAとハウスメーカーBがそれぞれにプランと見積もりをだしてくれても、プランが違っていますよね? アルコールとガソリンの価格を競わせようとしても、競わないのです。 「いえいえ、その相手とはモノが違いますから!」 と、モノが違うことを理由に、価格を正当化しようとしますからね。設計料(設計監理料)
こんな声が聞こえてきそうです。 「設計料が高そう!」 もちろん設計管理料はかかります。 施工費の10~15%程度が相場です。 仮に、設計管理料分だけが、家の本体から安くなったとしても、それは十分にコストパフォーマンスが高い家造りができていると思います。 設計士が、普通の設計しかできないのであれば話は別ですが、あなたの要望が詰まったあなただけのオリジナルの家ができるのです。 2000万円の家なのに、2500万円に見えるくらいデザイン性に優れていたら、それは間違いなく価値があると思いませんか? 私が4年前から出入りしている設計事務所には、建築費用が2,000万円から6,000万円のお客様が見えます。 毎回4社程の工務店に相見積りを取るのですが、平均的に、最安値と最高値の差額は、200~300万円程です。 一番大きいかった案件では、最安値が3800万円、最高値4600万円でした。工務店が、価格をもっと下げてでも取りに来る案件
工務店は、設計事務所がプランした、ハイセンスな住宅を、自社の施工例に加えたいと考えている場合があります。 なぜなら、小さな工務店のウィークポイントは、設計力と営業力の場合が多いのです。 そんな工務店が、 「ハイセンスでデザインされた住宅を施工例として自社のサイトに掲載して、今後の設計や集客に大いに役立てたい!」 と考えたら如何でしょう? 「利益を薄くしてでも、仕事を取りに行こう!」 という経営判断も、十分に有り得ます。 この様に工務店に考えて頂けるくらい、良い設計をしてくれる設計士さんに出会いたいですね。設計と管理で設計監理料
そんなに安く受けてもらったなら、工事の手を抜かれるんじゃない? という声が聞こえてきそうです。 そこはご安心ください。設計事務所の10~15%の設計監理料は、設計料と管理料です。 つまり、設計通りに施工がされているかどうかを、設計士が定期的に現場に行き、監理する料金も含まれています。 法定に、代理人である弁護士が立つように、建築のプロである建築士が、あなたの代わりに職人さん達にツッコミをいれてくれます。設計士さんについて 注意ポイント
あまりにもアーティストな建築家さんでは?
あまりにアーティストな建築家」さんが設計をすると、「美しさ」を最優先に考えて、使い勝手は二の次!という価値観で設計が進んでいってしまいます。 要は、施主に喜んでもらえる事を目標としているかどうか?という点です。 若い設計士が、名を上げるために奇抜な事を勧めてくるのは、もしかしたら施主ではなく、自分の為かもしれません。住宅専門?
一級の設計士であれば、世の中のどのような規模であっても、どのような構造のものであっても設計が出来ます。 しかし、例えば普段病院を設計している設計士に、住宅をお願いするのは得策ではないでしょう。 それだけ、設計というものは奥が深いのです。 :設計することが、資格により許されている人というだけで、住宅の設計が上手いかどうかはその方が住宅を専門に設計してきたかどうか?過去の施工例で判断しましょう。設計士さんとの相性 合ってる?
設計士には、かなりプライベートな話をしなければなりません。 建売に住むのであれば、自分が家に合わせるわけですが、注文住宅を買うのであれば、やはり自分に家を合わせるわけですからね。 設計士には、細かな指示や情報を出すほど自分にフィットした設計になります。 しかし、設計士が合わなくて、話しずらければ、あなたの意向が伝わりません。 コミニュケーションが取りやすい設計士さんと家造りをしましょう!どこまでが無料で、どこからが無料?
設計事務所によって、ファーストプランから有料なところと、概算見積もりまでは無料のところがあります しっかりと確認しておきましょう。コンペ形式での依頼
複数の設計事務所にプランを提案させて、気に入ったところで正式に契約をすることを選ぶやり方が、コンペ形式です。 設計士さんだって、競争相手がいれば、より力を発揮できるはずです。 但し、競争相手がいるということを伝えなければコンペの意味が薄れます。 コンペということは、誰かを断るということです。 それは、競争入札も同じこと。 何も悪いことではありません。 国や市町村が発注する場合の公共事業も競争入札です。プランが気に入らなければ断る勇気を!
設計事務所を選ぶには、その事務所の施工例等を見て、問い合わせをしてみるのがスタートとなると思います。 しかし、気に入ったプランを提案してもらえなければ、断らなければなりません。 設計士が良い人であっても、その時のあなたの家の設計が上手いとは限らないのです。 あなたが行おうとしているのは、一生付き合っていき、長い間住宅ローンを支払っていくあなたの住宅です。 もし、合わないのであれば、勇気をもって断りましょう。補足
設計料を払いたくないという理由で、プランだけ持って工務店に建てさせることはやめましょう。 プロにプロの仕事をしてもらったのならば、ちゃんとお金を払いましょう。 後でバレて、裁判で負けた施主を私は知っています。まとめ
設計事務所で設計をしてもらうのは、敷居が高そう!と思っている方も多いと思います。 実際に、設計料がかかるので、そう感じるのも当然かもしれませんね。 しかし、設計事務所を使ってプランをすると、このようなメリットがあります。- 競争原理により、家本体の価格が下がる。
- 後の変更もきちんと計算されて明朗な会計がされる。
- 設計図どおりに施工されているかを、あなたの代わりに管理してくれる。